取引先の男性と

私が好きになった彼

私は現在結婚10年目の主婦です。私が婚活をしていたのはもう15年くらい前の話になります。
最近では、結婚相談所や集団お見合い、婚活パーティーや街コンといわれるような
多種多様な出会いの方法がでてきて本当にうらやましいと思っています。

 

自分の結婚前の活動を振り返ると時代錯誤かもしれませんが、
本当にアナログ的な出会いの仕方や恋愛の仕方だったなと思います。

 

私は広告代理店の受付業務をしている派遣OLでした。
もともと金融機関で正社員として勤務していたのですが、
配属された部署がほとんど既婚者しかいないような落ち着いた部署で、
残念ながら全く社内恋愛、社内結婚ができる雰囲気ではありませんでした。

 

それに加えて私は箱入り娘と周囲からいやかされるくらいの家柄で、
私自身もお父さん大好き、おうち大好きな甘ったれであったため、
30歳を過ぎてもまったく結婚に関して無頓着に生きてきてしまったのです。

 

社内にお局的な独身先輩もたくさん残っていたので、
そういう人たちの存在が私を安心させてくれていたのかもしれません。
はっきり言ってこれは完全に良くない影響でした。

 

そんな私が、ふとしたことで結婚相手を見つけることになりました。
相手は取引先の社員の男性でした。

 

私は長年彼の会社を担当しており、
伝票の受け渡しや伝言などを毎回受け持っていたため、
週に1回程度の取次のたびに彼と対面していました。

 

外見からもわかりましたが私よりもかなり年上の人でした。
ですが、独身ということは聞いていましたし、年末が近づいてくると、
「今年も一人でクリスマスです。」などと苦笑いして
自虐ネタを軽く話してくれる彼がとても安心できる存在になっていきました。

 

徐々に毎週彼に会うのが楽しみになってきて、
彼と出会ってから1年くらいたったころでしょうか、
私の方から彼を食事に誘ってみようという気持ちになりました。

 

もし、彼が私のことを気に入ってくれていたとしても、
だいぶ年下ということもありさすがに誘いづらかったり
遠慮してしまうのではないかと勝手に思い込んでしまったからです。

 

そして、彼にあったある日、取引が終わり一言二言会話を交わした後、
すかさず私は

 

「もしよかったら今度お仕事帰りにでもお食事に連れて行っていただけませんか。
知り合ってずいぶん経ちますが、まだ1回も飲みに行ったりしたことないですし。
もしご迷惑じゃなかったら連れて行ってください!」

 

と私はにこやかに元気にさらっと彼に伝えてみました。